院長ブログ

2013年8月14日 水曜日

膵炎セミナー

 一昨日は診療が終わった後、膵炎のセミナーに参加しました。
ある意味獣医師泣かせなこの膵炎という病気。犬と猫でも病態や症状が異なり、また診断も難しい病気です。
 一般的にワンちゃんは嘔吐、下痢、食欲不振、元気消失、発熱などの症状が多く、ネコちゃんでは、元気消失、食欲低下、削痩などが多くあまり嘔吐や下痢などの消化器症状が出にくいことが特徴です。
 臨床症状や血液検査、レントゲン検査、超音波検査などを組み合わせ診断をしていきます。
原因については色々と考察がなされており、、まだよくわからない所も多いのですが、中高齢の高脂血症なワンちゃんは発症しやすいと言われています。特に高脂血症はシュナウザーやシェルティーでは遺伝的な素因もあり、多く見られます。こういうワンちゃんが脂っこいものを食べると膵炎になってしまう可能性が高いと思ってください。未然に防ぐためにも健康診断を行い、ご自分のワンちゃんが高脂血症もちかどうか確認し、そういう場合には低脂肪食を与える、人のものは与えないなどの工夫も良いかと思われます。ご心配な方はホームドクターと相談してみて下さい。
 膵炎の中には出血性壊死性膵炎と呼ばれる極めて激しい炎症を起こし、DIC(播種性血管内凝固)や全身性の炎症性の障害を引き起こし亡くなってしまうこともある恐ろしい病気です。なってしまっては取り返しのつかないこともありますので、ならないように気を付けていくことが大切です。

投稿者 たかはし動物病院 | コメント(0)

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